• 家づくりやリフォームで、最新のデザイン傾向を知りたい方
• 黒やグレーのインテリアから、少し雰囲気を変えたい方
• 木の温もりを感じるナチュラル空間が好きな方
「最近のキッチン、どれも黒やグレーばかりでちょっと冷たい印象…」
そう感じたことはありませんか?
実はその感覚、世界のトレンドともつながっています。
世界最大級の家具展示会「ミラノサローネ2025」では、
これまで主流だった黒やトープ系の“インダストリアルデザイン”から、木目や自然素材を取り入れた“ナチュラルトーン”へのシフトが明確に見られました。
家具だけでなく、住宅設備にもその波は広がりつつあります。
LIXILやタカラスタンダード、TOTOなど各メーカーが、木の表情を活かした新シリーズを次々と発表。
賃貸に住む私も、ショールームを見ていて思うんです。

無機質なデザインも素敵だけど、木目調を取り入れると、自然のぬくもりをかんじるな
この記事では、ミラノサローネで見えてきた木のぬくもり回が、住宅設備の世界にどう影響しているのかを、主婦目線でわかりやすくお話ししていきます。
ミラノサローネ2025で見えた“木のぬくもり回帰”トレンド
黒・トープーの時代から、木のぬくもりデザインへ
世界最大級の家具展示会「ミラノサローネ」では、これまで主流だった黒やトープのインダストリアル系デザインから
木目調やナチュラルカラーへのシフトが見られたそうです。

家具のトレンドは、だいたい1~2年後に住宅設備にも流れてくるよ
とのこと。
つまり今後、キッチンや洗面台でも“木の質感”が主役になる流れが来るというわけです。
“居心地の良さ”を求める人が増えている
このトレンドの背景には、家で過ごす時間の価値が変わったことがあるそうです。
コロナ禍以降、住まいに「癒し」や「やさしさ」を求める人が増え、冷たい素材よりも自然のぬくもりを感じるデザインが選ばれるようになってきたとか。
夫の話では、ショールームに来るお客様の声も変わってきているそうです。
「黒よりも、明るい木目の方が落ち着く」
「ナチュラルな感じにしたい」
そんな相談が増えているとのこと。
“素材で癒される暮らし”が次のスタンダードに
「木目が流行る」というより

素材で癒される暮らしがポイントかな
夫はそう話していました。
実際、LIXILやタカラスタンダードなども木目カラーを増やし、設備を家具のように見せる方向に進化しているそうです。
これからの家づくりは、
「冷たさ」ではなく「やさしさ」で選ぶ時代になっていくのかもしれません。
住宅設備にも波及。メーカー各社が“木目カラー”を強化中
キッチン・洗面・お風呂まで、“木目”が主役に
夫いわく、最近はどのメーカーの新商品を見ても、木目カラーのラインアップが一気に増えているそうです。
家具トレンドの流れを受けて、住宅設備にもナチュラルな素材感が求められるようになってきたとのこと。
黒やグレーなどのモダンカラーも根強く人気がありますが、その中に木のあたたかみを取り入れるスタイルが増えてきているようです。
つまり、選択肢が「モダン」か「ナチュラル」かではなく、自分らしい空間づくりへ広がっているということですね。
“設備を家具として見せたい”ニーズの高まり

最近は、キッチンや洗面を家具の一部として考える人も多いよ
以前は使いやすさや掃除のしやすさを中心に選ばれていましたが、今はリビングとのつながりや空間の統一感を重視する人が増えているそうです。
そのため、メーカー側も木の質感や色味、マットな手ざわりにこだわり、インテリアとの調和を意識したデザイン開発を進めているとのこと。
メーカーごとの“木目トレンド”をチェック
夫の話をまとめると、メーカーごとにこんな特徴があるそうです
LIXIL:
キッチン「リシェル」や洗面「カスタムバニティ」で、オークやウォールナット系の木目カラーを展開。マットな質感で上品に見える。

クリナップ:
リフォーム大賞2025!プロがおすすめしたい住宅設備キッチン部門4年連続 総合1位!
「STEDIA」で木目扉が人気上昇中。2025年9月にはマット木目シリーズが追加予定。

TOTO:
洗面や浴室パネルでナチュラルオーク系のカラーを採用。やさしい印象で、どんな空間にも合わせやすい。
タカラスタンダード:
ホーローキッチンでも木目調デザインが登場。耐久性の高いホーロー素材でありながら、木の質感をリアルに再現しており、「ホーロー=ツヤ感」というイメージを覆す柔らかい印象に。

どのメーカーも共通しているのは、
「木の見た目だけでなく、質感まで本物らしく再現する」ことに力を入れている点だそうです。
“木目=やさしさ”が暮らしをつくる時代へ

住宅設備のデザインはどんどん幅が広がってきているよ
黒やステンレスのようなシャープな印象も人気ですが、そこに木目のやわらかさを取り入れて“調和を楽しむ”人が増えているそうです。
つまり、どちらが正解というわけではなく、
これからは素材や色で“心地よさ”を選ぶ時代。
木目カラーはその中でも、空間にあたたかさと安心感をもたらす存在として注目されています。
木目の魅力は“デザインだけじゃない”。心が落ち着く理由
自然素材に近い色や模様は、人の感覚を落ち着かせる
夫いわく、木目デザインが人気な理由は「見た目のやさしさ」にあるそうです。
たとえば、同じ形のキッチンでも、黒やステンレス調より木目の方が空間がふっと明るく、やわらかく見えるとのこと。
毎日使う場所ほど、こうした視覚のやさしさが心地よさにつながるのかもしれません。
木目やアースカラーのような自然に近い色は、副交感神経を刺激し、リラックス効果をもたらすといわれています。

無意識のうちに、木の色って“温かい”“安心する”と感じるよね
たしかに、白一色の空間よりも、少し木目が入っている方が、
“生活している実感”があるというか、心が安定する感じがします。
“おしゃれ”よりも“居心地”を重視する人が増加
最近では、見た目のスタイリッシュさよりも、居心地の良さを優先するお客様が増えているそうです。
たとえば、リビングから見えるキッチンに木目を取り入れると、家全体がやわらかく見え、家具との統一感も出ます。
“家族が集まる場所”だからこそ、気持ちがほぐれる素材が選ばれているのかもしれません。
木目デザインの人気は、単なる流行ではなく、
「家はくつろぐ場所」という原点に戻った結果なのかもしれません。

最近は映える家より、落ち着く家を目指す人も多いよ
キッチンも洗面もお風呂も、毎日目にする場所だからこそ、“心が休まるデザイン”が大切。
木目のやさしさは、その心地よさを支える小さな要素のひとつです。
それが、これからの住まいづくりに欠かせない理由なのだと思います。
木目デザインはこんな人にこそおすすめ!
“心地よさ”を大切にしたい人にぴったり

木目の空間は、派手さはないけど居心地がいいって言われることが多い
見た目のインパクトよりも、日々の暮らしに“やさしさ”を感じたい人にこそ、木目デザインは向いているとのこと。
ナチュラルで落ち着いた色合いは、家族が集まる空間にもぴったり。
シンプルな中にあたたかみがあるから、長く暮らしても飽きにくいのも魅力です。
“暮らしに寄り添うデザイン”だから、どんな家にも合う
木目のデザインは、実はとても応用がきくそうです。

リビングやキッチンだけでなく、洗面やお風呂などの水まわりにも自然になじむよ
木目=ナチュラルというイメージがありますが、
実際はグレーやベージュの壁とも相性がよく、北欧・モダン・和風どれにも合わせやすいのが特徴。
自分の家の雰囲気を壊さずに“あたたかみ”をプラスできるのが、木目デザインの強みです。
“家を育てるように”デザインを選ぶ
経年変化や光の入り方で少しずつ見え方が変わるのも、木の魅力。
派手な流行ではなく、暮らしと一緒に育っていくデザインなんですね。
私自身も、ショールームで木目の設備を見ると、
「何年経っても落ち着いて見えるだろうな」と思います。
家づくりの最後に迷ったときこそ、“心が落ち着く方”を選ぶのが正解かもしれません。
まとめ “流行”より“心地よさ”。それが木目デザインの魅力
今回の記事では
• ミラノサローネ2025で見えた“木のぬくもり回帰”トレンド
• 国内メーカーが木目カラーを強化している背景
• 木目がもたらす心理的な安心感
をお伝えしました。
どんなデザインも素敵ですが、
木目のやさしさには、安心して暮らせる空間をつくる力があります。
流行を追うよりも、“長く心地よく過ごせる”選択をしたい。
そんな方にこそ、木目デザインはおすすめです





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