なぜ今“造作洗面台”が人気?TOTOのシンクがブームのきっかけに

住宅設備
よめこ
よめこ

洗面台って、どれを選んでも似たりよったりでしょ?

そう思っていた私が驚いたのは、TOTOの“病院用シンク”がSNSでバズっていたことでした。

5年ほど前、TOTOのSK106というシンプルなシンクが、造作洗面台の素材として一気に注目されました

見た目は無骨。でも、水ハネしにくく、深くて広くて、陶器の質感も美しい。

そのちょうどいいバランスが、DIY好きや設計士の間で話題になり、「洗面台もインテリアとしてこだわる」というムードが一気に高まったんです。

そこから、洗面ボウルはTOTO、棚は無印、鏡はIKEA…という自由な組み合わせでつくる“造作洗面ブーム”が拡がっていきました。

そして今、TOTOをはじめとした各メーカーからは、デザイン性と機能性を両立した“進化した洗面台”が次々登場しています。

自分好みにカスタマイズできるLIXILのカスタムバニティや、フルオーダーが可能なルミシスなど、選択肢はどんどん広がっています。

この記事では、「なぜTOTOのSK106が選ばれたのか?」という過去のブームを振り返りつつ、今の洗面台の選び方のヒントをお届けします。

5年前、“TOTOの病院用シンク”が突如バズった理由

TOTOの「SK106」は、本来は医療機関向けに作られた“病院用シンク”ですが、5年ほど前から造作洗面ブームの火付け役として注目されるようになりました。

その理由は、「シンプルで広くて使いやすい」から。

本来は病院で手洗いや器具洗浄などを想定して作られているため、水ハネしにくく、深さがあって、汚れが落としやすいという、まさに機能美の塊のようなシンク。

出典:コメット公式ホームページ
よめこ
よめこ

これTOTOの病院用なんだって?

おっと
おっと

そう。SK106っていう型番で、当時Instagramでめっちゃ流行ってたよ

よめこ
よめこ

え、病院用を家で使うってアリなの?

おっと
おっと

うん、造作洗面って“自由に組み合わせる”スタイルだから、シンクはTOTO、カウンターは無印、ミラーはIKEAとか…みんな好きにDIYしてたみたいだよ

この「SK106」、深くて大きめなのでバケツでの水汲みや衣類の手洗いにも便利

さらに、陶器製で清潔感があり、洗面台を“シンプルで生活感のない空間”に見せられるのも人気の理由でした。

SK106が注目されたのは、“ちょうどよく機能的で、ちょうどよくおしゃれ”だったから。

TOTOの技術と造作ブームの融合が、ひとつのトレンドを生んだ瞬間だったのです。

“造作洗面台”ブームに火がついたタイミングとは?

「自分らしく空間をつくりたい」「洗面所もインテリアの一部にしたい」

そんなニーズが高まってきた頃、“造作洗面台”という選択肢が一気に広まりました

ちょうど5~6年前、SNSでTOTOのSK106を使った洗面スペースが話題になり、

「棚は無印」「鏡はIKEA」「シンクはTOTO」

そんな“組み合わせ自由”な洗面所が注目されはじめたんです。

よめこ
よめこ

洗面台ってメーカーごとに全部セットになってるもんだと思ってた

おっと
おっと

そういう既製品ももちろんあるけど、当時は“好きなものを組み合わせて空間をつくる”っていうDIY的な流れがすごく盛り上がっててね

よめこ
よめこ

洗面台が、インテリアみたいになってきたんだね

造作洗面は、「規格に合わせる」のではなく「生活や好みに合わせる」という考え方

使い勝手も、おしゃれさも、こだわれるからこそ人気に火がついたんですね。

自由度があるからこそ、「誰かと同じ」じゃない、“私たちらしい洗面所”が生まれていったのです。

TOTOのシンプルなシンクは、造作洗面台の「ベース」として理想的な存在

そこにカウンター・ミラー・照明などをどう合わせるかが、暮らしの個性を表す一部になっていきました。

今、TOTOの洗面台はどう進化してる?

造作洗面の火付け役として注目されたTOTOですが、今は既製品でも“デザイン性+機能性”を両立した洗面台を多数展開しています。

SK106のようなシンプルなシンクだけでなく、TOTOはオクターブ・ドレーナ・エスクアといったシリーズで、“使いやすくて美しい”洗面空間を提案し続けています。

出典:TOTO公式ホームページ エスクアLS
おっと
おっと

今は見た目も機能もすごいよ。自動水栓とか、除菌水とか、ほんと生活に寄り添ってる感じ

たとえば「オクターブ」シリーズは、除菌水やタッチレス水栓など“水まわりの衛生と快適さ”を重視したモデル

「ドレーナ」造作風に見える木目カウンターやボウルの選択が可能なシリーズで、インテリアとの調和も意識されています。

さらに上位モデルの「エスクア」は、まさに“オーダー感覚”で洗面空間をつくれる高級ライン素材やカラーも選べて、暮らしに合わせた設計ができます。

オクターブ:清潔重視派に→ きれい除菌水・自動水栓・収納力◎

ドレーナ:造作っぽさが欲しい派に→ 木製カウンター風・スリムミラー・空間になじむ

エスクア:洗面空間もインテリアの一部にしたい派に→ フルカスタマイズ・高級感・デザイン性◎

今のTOTOは、「機能性だけじゃなく、デザインも妥協しない」スタンス

造作洗面の自由さに惹かれる人も、TOTOの既製品なら“使いやすさと美しさ”をどちらも手に入れる選択肢になります。

造作?既製品?今の暮らしに合う選び方とは

洗面台選びは、“どれが一番おしゃれか”よりも、“どれが自分の暮らしに合っているか”で選ぶのが満足への近道です。

造作洗面台は、素材・サイズ・パーツすべてを自分で選べる自由さが魅力。

一方で、水回りの施工やメンテナンスに不安がある方や、忙しいご家庭には、機能が充実した既製品のほうが向いている場合もあります。

よめこ
よめこ

既製品って“ザ・洗面台”って感じになりそう…

おっと
おっと

最近の既製品はほんと進化してるよ。TOTOもLIXILも、今は“おしゃれで使いやすい”が当たり前になってきてるよ

たとえば、

TOTOのドレーナやエスクアは、造作風のデザインと、独自の機能性(除菌水・自動水栓)を両立

LIXILのカスタムバニティは、セミオーダー感覚で“造作っぽさ”が手軽に楽しめる

LIXILのルミシスは、フルオーダーで“サイズも機能も妥協ゼロ”のプレミアム洗面台

それぞれの特徴を知ると、きっと「自分に合う1台」が見えてきます。

洗面台は毎日使う“生活の真ん中”にある場所

だからこそ、「今のわたし」に合う選び方をすることが、暮らしの満足度につながります。

まとめ “らしさ”で選ぶ洗面台。TOTOがきっかけで広がった可能性

この記事では、TOTOのSK106をきっかけに広がった造作洗面ブームから、

現在の洗面台の選択肢(造作・既製品・フルオーダー)までを振り返りました。

• TOTO SK106は“機能美”と“シンプルさ”で造作ブームを後押し

• 自由に組み合わせるスタイルが広まり、洗面台もインテリアとして注目されるように

• 現在は、TOTOやLIXILなど各メーカーから、デザイン性と機能性を兼ねた製品が続々登場

• セミオーダーやフルオーダーという新しい選択肢も増え、「洗面台は選ぶ時代」へ

「なんとなく」で選んでいた洗面台も、今は暮らし方や好みに合わせて“選ぶ”ことができる

TOTOがもたらしたこの流れは、きっとこれからの洗面空間づくりに、もっと自由と楽しさを与えてくれるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました